2001年1月5日ごろ,
R嬢,妊娠16週目。
お腹がめっ立つようになる。
妊娠帯を巻き始まる。これに伴って,お尻,背中,お腹上部,下腹部両脇に乾燥を伴った湿疹が出始め,赤く浅いボツボツができている。お腹上部,下腹部両脇は妊娠帯があたる部分なので,摩擦のせいであろうが,背中とお尻は理解できない。産婦人科でクリームをもらう。白いクリームである。このクリームを数日塗布。全然良くならない。風呂上りにチェックするが,良くならないどころか悪くなっているような気がする。で,この時点で精油を使い始めることを決断。医師の見立てを無視するわけには行かないので,症状の重いお尻は処方されたクリームを続け,背中に以下のブレンドを塗布。
スイートアーモンド3
ローズヒップ1
ホボバ1
以上で10ml
レモン4滴
これを塗る(入浴後)と背中はすぐに改善が見られた。お尻はさらに悪くなっているようなので,「医者は何もわかっていない」と文句を考えつつ,処方されたクリームは完全に中止。上記のブレンドに切り替える。お知りの悪化はとまり,改善に向かう。
数日上記のブレンドを塗布する。背中はかなり改善した。まだ若干,ボツボツ感が残っている。しかしお尻は改善が進まず,なかなかある程度以上良くならない。
2001年1月12日ごろ
R嬢はこの時期まで勤務を続けていたが,12日で退職。このころはキャリアーにアボガドをブレンドしたり,昼間に軽めのグレープシードをつけることを指示。会社を辞めて少しゆっくりできるようなったせいもあるのか,若干の改善が見られた。改善の要因ははっきりしない。
2001年1月20日ごろ
R嬢が挙式を向かえる。オイルの根本的な変更を考える。本によっては妊婦に推奨されていないサンダルウッドを一度だけ使用してみる。これは少し効果があったと思われる。しかし,続けて使う自信がなかったので,より安全なものを探してみる。本には抗炎症はカモミール系が良いとかいてあるが,カモミール系は若干のホルモン作用があるので,使いたくはない。で,とりあえず無難なラベンダーアングティフォーリアで行くことにする。が,あまり改善は見られない。
さらに,入浴時もメンソレータムの米ぬか成分を使った保湿のためのに入浴液を入れたりしたが,効果なし。これは僕が冬に肌が乾燥して痒くなったときに愛用していて効果が良いものなのだが。この入浴剤は昔ははっきり米ぬかの匂いがしたのだが,今売っているものはそれがない。「なんか精製して効果なくなったんじゃないの」って文句言いたくなる。
2001年1月25日。
アロマの講座で,肌が乾燥しているときは油分だけでなくて,水分も不足しているので,化粧水を使うと良いという話があったので,早速試してみる。手元にあったクリニークの化粧水をつけてから,オイルを塗布。全然効果なし。アメリカ製のものはダメか?しかし,この作業をやったので,以下の2段塗りを思いつく。
「アロマテラピーのベースオイル」を読んでいるとアボガドオイルは炎症に良いとかいてある。オイルなんだから沢山つけても害はないだろう。やはり肌が乾燥してしまうことが根本的に良くないような気がした。乾燥するとかゆみが増して掻いてしまうのでなおさら良くない。
で,すこし攻めの姿勢でやってみた。精油は今まで効果があったと思われるものに,自分がにきびに使って非常に良好なティートリーを加える。全体的な濃度も上げた。
スイートアーモンド3
ローズヒップ1
以上10ml
ラベンダーアングスティフォーリア 4滴
ティートリー 2-3滴
サンダルウッド 1滴
これを入浴後に塗布して(一回の塗布量は3-4ml,R嬢のお尻はでかい,笑),肌が吸収してから,さらにすぐアボガドオイルそのものを,テカテカになるぐらい塗る。ちょっとしたアボガド女になってしまう(笑)。で,さらに朝起きたときにアボガドオイルだけ同様に塗る。これを2日間繰り返したが,なんど大幅に改善。お尻の湿疹のほうは驚くほど改善した。(やっとレポートを書く気になった,笑)。
下腹部両側とお腹のほうは,ひどくはないが症状は一定で残っている。こちらは妊娠帯が肌にすれる部分なので,おそらくそのせいと思い,伸び縮みするタイプの妊娠帯を止めて,普通の綿の腹帯に変更した。お腹の上部はこれでかなり改善した。下腹部両側はまだあまり変がない。
2001/2/4
お尻の湿疹は基本的に治ってきたので,これまでのブレンドを止め,以下のフレンドをまだ多少赤みが残っている部分だけに使用する。これで濃度・分量ともに減った。ブレンドしたオイルの一回の塗布量は1−2mlぐらい。アボガドの塗布は同じように続ける。
スイートアーモンド3
ローズヒップ1
以上10ml
ローズウッド 4滴
2001/2/14
背中、お尻は完治宣言。以降3月まで確かに完治。背中とお尻の塗布はスイートアーモンドに切り替える。お腹の両脇下は妊娠帯とどうしてもこすれるせいか、非常に良いときもあるが少しかゆみを伴って湿疹ぽくなるときもある。上記のブレンドにティートリーを3滴加えて使用する。
2001/2/19
お腹下の状況はやはり一進一退。
ここで、すべての精油の使用をいったん止めて、様子見にする。
かゆみのあるところはアボガドオイルの塗布を続けることにする。